“お家騒動”でブラック企業 「僕が社長になる」と専務が突然名乗りを挙げ…… | キャリコネニュース - Page 2
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“お家騒動”でブラック企業 「僕が社長になる」と専務が突然名乗りを挙げ……

前社長は穏やかな人柄で、社員全員から信頼されていたという。男性も「入社当時から和気あいあいとした社風だったからか、賃金面の不満は皆さんあったと思いますが、あまり口にする者はいませんでした」と振り返る。

「私が入社当時は、会社の経営不振から残業代は0円でした。 それでも社長の人柄で、職員は皆『今を乗り越えれば』という気概を持って頑張っていました。社長も『利益が出るようになったら必ず皆に還元する』と言ってくれていましたので、その言葉を信じていました」

その後、約5年をかけて業績は回復。会社も再び軌道にのり始めた。しかし事態は思わぬ方向に発展する。

「もうお察しの通り、”お家騒動”間違いなしのパターンだったんです。ある時、突然専務が『僕が社長になる』と言い出し、それから1年もせず、私の入社時の社長が追い出されてしまいました」

「やっとまともな会社になる」と思った矢先の交代劇

「それからが地獄です」と男性が明かしたのは

・月100件の契約ノルマ(同社業種の平均は2~3件。大手でも10件行けばトップセールス)
・営業車両は別の部署と共有(8名で4台の車両の取り合い)
・時期等に関係なく突然の人事異動(気に入らないとすぐ左遷)
・同業他社の悪評の流布の強要
・仕事上のミスによる損益を給与天引で補填させる

などなど、様変わりした社風やルールだ。

「挙げればきりがないほどのパワハラです。社長就任1か月で、先代社長の右腕だった総務部長を左遷から退職に追いやってましたから」

先代の社長が「残業代の適正な支払いや賞与査定の見直し」などを役員会議に立案し、職員全員が「やっとまともな会社になる」と期待していた矢先の交代劇だったという。

「結局、先代の社員を思う気持ちは置き去りにされ、我々は約10年間、残業手当0円で働かされたうえのパワハラ三昧の日々。新社長の元で1年我慢しましたが、さすがに諦めて同業他社に転職しました」

同社を相手取り裁判中「びた一文払う気はない!」と新社長

男性の退職を期に、職員が数十名大量退職。会社とは2億円を越える未払賃金訴訟となった。しかし新社長は「びた一文払う気はない!」と言い張り、退職者の再就職先に退職者を誹謗中傷するメールや手紙を送りつけているという。男性は、新社長への気持ちをこう書いていた。

「『この会社は僕の会社なんだよ!僕が社長で、僕が全部決めるの!』と、地団駄を踏みながら、駄々をこねる子どものように怒鳴る声が社内に響いているのが想像できます。パパに『会社というものは、社長を中心とした全ての従業員や株主のものである』と、ちゃんと教わってから就任して欲しかったですね」

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