女性が転職した会社には同期と先輩社員10人がいたが、そのうちの4人組の「お局グループ」以外は「出勤して声を出すのは挨拶と、お局に話を振られたときのみ」だったという。そんな光景を見た女性は「全員人見知り?そんな馬鹿な…」と当時の戸惑いを綴る。それだけでなく
「『試用期間中の残業原則禁止、土曜勤務禁止』というルールを聞いていたが、繁忙期ということで(入社3か月目頃から)残業と土曜日勤務が開始。残業も時間割のような縛りがあり、5時半の定時で帰れなければ次帰れるのは7時。さらに残ると9時退社に。『車通勤原則禁止』というルールもあり、田舎の車社会のなか頑張ってバス通勤するも、実は誰もバス通勤してなかったり」
というデタラメぶりに振り回された。この会社の「原則禁止」はほぼ機能していないのだろう。女性は「月~土曜日、雑談なしで8時出勤21時退勤」を続けたが。それが2か月続いた後
「入力をやり切った?とかで突然仕事が激減。『先輩たちの仕事がなくなるから』と言われ、15時で強制帰宅させられることに」
理不尽な扱いに、女性は過眠の症状が出たり出勤時に足がすくんだりして次第にオフィスに行けなくなってしまった。結局、入社から5か月でそのまま退職したという。
「退職後に『雑談しないのおかしくない?』など怒りがふつふつと……」
その会社に勤務していたときの女性は「『慣れなきゃいけない、遅いから入力頑張らないといけない』と焦りすぎていました」と振り返る。
「動けなくなった日まで弱っていたと気づけなくて、なんですぐ辞めたいって思えなかったんだろう、言えなかったんだろう……って後悔しています。休養して出歩けるようになってから『そういえば4人以外雑談しないのおかしくない?』『どこが、何が原則禁止よ!?』と後出しで怒りがふつふつと……」
女性は元職場の前を通れなくなるほど精神的に疲弊してしまったため、休養後は県外に引越しを余儀なくされた。引っ越し先で再就職に成功したといい、「今の職場の上司たちはみんな話しやすいです。辞められてよかった」と回答を締めくくっていた。