女性は「勤務していた際に(倒産する)予兆あり」と振り返る。驚くことにその会社は「3か月の試用期間の売上でその後の基本給が確定」したという。しかも
「会社から定められた売上を試用期間内に達成できず、その後も働くことを選択する場合は基本給0円。交通費0円。プラス経費として電話代もろもろを毎月請求される」
という超ブラックぶり。基本給0円の上に経費まで取られれば、働くほどマイナスになってしまう。ただ、女性自身は試用期間での売上を「大幅に達成」できていたためこれには該当せず、そのまま雇用されることになった。しかし……。
「残業代なし。日常的に大幅な残業、休日出勤は当たり前。2交代制だったが、午前と夜に『アポ取り架電時間』があり、そのどちらかは必ず勤務時間外となるが参加マスト」
という過酷な長時間労働が待っていた。女性は1年ほど働いて退職。当時は「年末年始以外で丸1日休んだのは数えるほど」だったと綴っている。