女性は、在宅医療のレセプト請負会社のパートとして入社。9時30分出勤のはずだったが、実際には「毎回9時前に出勤し、掃除」をしていたという。その上、勤務中には理不尽なパワハラに悩まされた。
「わからないことを聞くと怒鳴られたり、ペンを机に叩かれたりした。こちらの都合でファックスのナンバリングを忘れただけで、始末書を書かされた。女社長がターゲットを決め、その人を日中監視や怒鳴り散らす」
「社長と古株は仲良しで、日中大きな声でため口で雑談。トイレなど少しでも離席するときはみんなの前で離席の理由を言って立たなければならない」
居心地の悪さが文面からも伝わってくる。給料については「最低時給で、レクリエーション代を毎月5000円天引き」だった。そして「直近で行く予定だった近場の温泉1泊2日に私だけ8万払えと言われたこと」で退職を決意したと明かしている。
「検尿で潜血や白血球が出た。頑張っていた自分がかわいそうで泣いた」
女性は退職するまでの経緯も綴っている。不眠状態が続いていたので、診断書を書いてもらうべく心療内科を予約しようとしたが、どこも数週間待ちだったために断念し、かかりつけの内科に相談したという。
「そこで内科特有の検尿で潜血や白血球が出ていたので、体を壊しかけていた。先生も不眠よりそちらで診断書を書いてくださりました。自分でもそれは気づかなかったので、頑張っていた自分がかわいそうになり、泣きました」
退職した今は体調も回復しているが、今ではすっかり自信を無くしたと綴っている。
「怖くて働くことができなくなり、労基に訴えることも考えましたが、あの社長なら名誉棄損などで訴えるだろうと思いやめました。運悪く月をまたいでしまい、3万円ほどの給料から何もしていないレクリエーション代5000円を天引きされていました。たぶん、翌月もだと思います。あちらからの損害賠償代と思えば安いと思い、黙って泣き寝入りするつもりです」
そもそも会社側は勝手な名目で賃金から天引きしてはいけないと労働法で決まっているのだが、女性は会社と接点を切ることを選んだようだ。しかし最後に「トラウマになり働けなくなったこっちが損害賠償したいくらいの気持ちです」と本音を綴っていた。