50代女性は、ある介護施設にパートとして勤務を希望していたが、面接で「保険請求等で正社員が必要。残業は一切ない」等と言われ、正社員として働くことになったという。ところが
「夜勤の金が払えない、長時間勤務、消防法違反、違反請求等もあり、正社員が自分1人か2人、他はパートのためやらざるを得ない状況」
だったという。残業なしのはずが
「過労で体調悪化。ドクターストップがかかっても数日無視され怒鳴られた。違法で行政立ち入り調査などもあり、すべて証明しても社長は『正社員の責任』と」
と、かなりずさんな労働実態だった。最終的に女性の体調不良は労災認定されたというが、「そんな社長なので、1年半近くかかりました」と憤りをあらわにしていた。
「人によって違う教え方をする。クラスター発生しても人数制限なし」
30代女性は介護施設に入社した際、研修もなく先輩たちからの実践指導だけで済まされる状態で
「人によって違う教え方をする人もいて、困惑してどの方法が本当なのかわからなくなり、忙しい中で実践指導するしかないことにとても違和感がある」
と不満を綴る。
そのうえ女性が勤務する介護施設ではコロナ禍でクラスターが発生。しばらく休業の後、保健所指導のもと再開されたが、その際は「(利用者の)人数制限もなかった」と打ち明ける。
「おおぜいの方々の介護をすることを危険と感じていないのか、会社は収益だけしか考えておらず、現場介護士のことなど何も考えていないのです。この先、不透明な介護職は消滅していくでしょうね」
と呆れた様子で綴っていた。