つまり1日14時間拘束の長時間労働が当たり前の日々だった。ただ、完全に退職を決意した理由はそれではない。
「私が人事に退職を申し出て、『3年は(我慢が)必要だ』と言われ続けていて、何回も踏みとどまりました」
女性は辞めたい思いを抱えながらも、人事の引き留めに遭い仕事を続けていた。しかし社長の娘が本社勤務になった途端、状況が変わったという。
企画案を横取りし「私が考えました」と自慢する社長の娘
本社勤務になった社長の娘が、新しく中途採用で入社した人に「〇〇さんとはもう話さない方がいい。〇〇さんはもう会社を辞めるから」と告げるなど、女性を排除し始めたのだ。
「中途採用の子に直接(その話を)聞き、相当ショックを受けました。それからも(社長の娘は)私が企画した案を全て却下し、それを少しアレンジしてあたかも『私が考えました』と自慢気に話をしていたり。そんな事が続き退職を心に決めました」
ここまで嫌がらせをされては、我慢ならなかっただろう。女性は最後に
「最終勤務日には私の務めている店舗にその方もいましたが、特に会話することなく無事退職しました」
と当時の様子を報告した。