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宗教のようなブラック企業「俺は命かけて仕事してる。お前の覚悟はその程度なのか?」

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営業のモチベーションは成績次第で収入が増えるインセンティブによってアップするが、それが鶴の一声でなくなってしまったブラック企業があるという。岡山県に住む50代前半の女性(営業/年収1000万円)は、「不動産の会社で営業職」をしていた頃を

「毎朝、営業会議なる営業ビデオ鑑賞が宗教的。朝の忙しい時間を30分も取られうんざり」

とその会社のブラックぶりを振り返った。(文:okei)

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「休みの日も研修という名の宗教的集まりに参加する事を強要」

そこはとにかく「宗教的な集まり」が好きな会社だったようだ。

「休みの日も研修という名の宗教的集まりに参加する事を強要され、断ると『行かないのか?俺は命かけて仕事してるんだ。お前の覚悟はその程度なのか?』と恫喝される」

うんざりしていた女性だが、あるとき経営者が「どんな会社だったら頑張れるか」という営業会議を開き、その結果、「営業全員と経営者で話し合いインセンティブ制を採用」したという。

「給与が増えるならと、インセンティブのために、休みも返上。お客様のために夜中にタクシーを飛ばしてご自宅にかけつけた事も」

と女性は懸命に営業活動をしていたが、あるとき思いがけないことが起きた。

経営者の妻が「社長より社員の給与が多くなるのはおかしい」と言い出し…

「インセンティブも少しずつ増え、今月は100万円近くもらえると思った矢先、経営者の妻(マネージャー)が、『社長より社員の給与が多くなるのはおかしい。営業1人で頑張ってるわけではない。事務のサポートもあるし、電話代も会社持ちじゃない』の一言で、その月からインセンティブなしに」

納得できない女性は「みんなで話し合って決めたのにおかしくないですか?」と社長に問いただしたが「俺が決めた事に逆らうな」と一蹴された。

「インセンティブ制は4か月で終わり月収100万円は夢に」

と悔しい思いを振り返った女性は、「1か月後、転職しました」と書いている。「転職して6年。ときどき、その会社のHPを見ていますが、毎月のように求人募集があります。あのやり方では、人は続かないから当然だと思います」と女性は前職を冷静に評していた。

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