「面接に伺い声をかけるも返答無し、一人の女性が無言のまま近くに来て『時間までそのままでお待ちください』と、入り口に立たされたまま」と男性は当時を振り返る。
「定刻を5分程過ぎたら、雑誌を見ていた男性がやっと立ち上がり、入り口に一番近い誰にでも聞こえるような席に座るよう指示され面接が開始」
面接官はその場にいたのに、男性をわざわざ待たせていたのだ。しかも
「名刺は手渡しではなく、机上を滑らすような投げ渡し。それが代表取締役社長。開口一番には『何しに来たの?』と。その後は、履歴書等をみて馬鹿にした態度で、的外れな業界分析で『簡単な仕事をしていたようだ』と言われた」
かなりぞんざいで見下してくる面接官に、男性は怒りを抑えきれない様子で「実際、事業部長まで勤め上げ全国規模の業務を行っていた為、それは無いとは自負しています」と自身の経歴を明かす。その上で
「開始時から、働く意思は無かったので、トップと言語での意思交流が出来ない環境では何も生み出せないし、得ることすら出来ない。名刺は不要なので履歴書を返して欲しいと伝え、帰りました」
と早々に見切りをつけたことを綴っていた。
【シリーズ:失礼な面接官たち】