その瞬間の現場を、見られた相手がまずかった。
「たまたま通りかかった男性支配人が私の所に寄って来て、買い物されているお客様の前で怒られ、『わざとじゃない』と言っても、社員の事より『お客様に当たってけがでもされたらどうするんや』ときつく言われました」
クレートが客に当たった訳ではないが、いきなりきつく注意されてショックを受けた女性。
「自分の仕事が終わりバックヤードへ戻ると、男性支配人が(現場の)主任にクレートを落とした事を話していて2回もきつく言われ、その一瞬で仕事を辞めようと決心しました」
「退職してもスッキリしておりません」
女性はその男性支配人について、「はっきり言えばネチネチ上司」だと感じたという。
「このまま働き続けたら鬱病になりそうだったので、年末に入る前に退職しました。入社した頃は働き続けようと思いましたが、パワハラ、主任からのハラスメント、職場いじめもあり仕事も楽しくなくなり、退職をしました」
クレートを落とした一件は確かに女性のミスではあるが、他の場面でもひどい目にあっていたようだ。こう胸の内を綴っていた。
「正直、新しい職場を探すのも前の職場が原因でトラウマが残っていて、退職しても気持ちはスッキリしておりません」