神奈川県の30代女性は、某輸入食品店を辞めた経緯をこう語る。
「シフト制で働く予定だったが、出勤日はすべて店長が決めた。別店舗へ行く前に研修だったが、『あなたのため』と1日12時間勤務にされた」
名ばかりのシフト制に長時間労働。この他にも、「いじめや嫌がらせが多い店舗で人がすぐ辞めて行った」という。女性も1週間で辞めているが、入ってすぐに
「入社1か月の社員が『明日で辞める』と嬉しそうに話してたのを見て、辞めようと決意した」
と明かす。無理に続ける職場ではない、とすぐに察知したのだろう。
女性はその後、近所の整形外科で医療事務を経て、現在は正社員で医療系のシステムエンジニアとして働いている。「年収は当時想定の倍以上」の500万円になったといい、辞めたことを「満足」と綴っている。
営業職を1週間で辞めた男性「『先輩の言うことは絶対』みたいな会社」
同じく1週間で退職した経験を語るのは、埼玉県の40代男性(設備・交通・運輸/パート・アルバイト/年収300万円)。当時男性は営業職で入社したものの
「体育会系の職場で、『先輩の言うことは絶対』みたいな会社でした。1週間経った後に『仕事辞めたい』と言ったら、『最低1か月は仕事して下さい』と言われましたが、続けていけないので辞めました」
と振り返った。男性は、「かなりのストレスがあったので辞めて正解でした」と綴っている。