女性はシングルマザーで、仕事は手取り14万9000円の一般事務だが、「営業と同等レベルの業務内容がわからなければ処理できません」と語る。
「必要に応じて営業と変わらない仕事内容がまわってきたり、職制すら理解できないシステム登録が複数ありますが、給料は薄給です。正社員にもなれません」
給料に見合わない働きを求められては、不満が溜まっても仕方がない。また女性は「(子どもを)私立の高校に行かせたいけど、公立高校の部活すら難しいほど現金が足りません」と、困窮する現状を嘆いた。
「国や自治体が旅行割引で賑やかですが、(私にできるのは)マイナポイントでお米を買うくらいです」
低所得世帯であるほど、物価の高騰から受ける影響は大きくなる。「正直、旅行どころではない!」という女性の心の叫びが聞こえてきそうだ。