女性は、奇妙な面接をこう振り返る。
「塾の面接なのに、『野球経験がないといけない』とか、『野球選手を教えていた経験があるか?』とかばかり言われ、面接結果も知らせてもらえなかった」
「野球選手のための塾なら、要項に書くべきだろうと思ったが、いまも、開校していない」
何の塾だったのか不明だが、謎すぎる質問に困惑したようだった。
東京都に住む30代後半の男性(専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/個人事業主/年収650万円)は
「あなたは不合格です。せいぜい後輩の方によいアドバイスになるようこの経験を話してください、と言われました」
と不快な面接を振り返る。結果を知らせた後にわざわざ言うべきことではないだろう。
広島県の30代前半の女性(事務・管理/正社員/年収250万円)は、「履歴書や職務経歴書を見ているのかいないのかわからない企業が多い」と不満を漏らす。
「履歴書に配偶者有りと記載しているにもかかわらず『既婚女性はちょっと……』と面接の場で言われる。私の第一印象で『あっ不採用』となったのか、そもそも見ていないのか分からない」
そもそも既婚かどうかで判断するのは不合理極まりないが、せっかく一生懸命面接対策をしても、意味のないものになってしまうのは残念だ。