男性は、その会社に入社した当時をこう振り返る。
「求人票では20万~40万で募集があり、キャリア、実績がありスキルレベルも申し分ないため相応の給与が貰えると思っていたが、初給与の明細が20万だった時にすぐに辞めようと考えた」
20万円では新卒入社レベルで、実績もスキルも高いと自負する男性にとって
「なぜ経験者と新卒を同じ給与で扱えるのか神経を疑う」
とプライドを傷つけられた模様。すぐに会社を見限り、特に交渉することもなかったようだ。結局、「次の職を探すまでに3か月かかったため4か月在籍することになった」と明かし、
「次の会社は面接でしっかりと給与交渉して給与40万で入社した」
と結果を報告。同じ轍を踏まないよう心を砕いた様子だ。男性は前職について
「もう5年以上前の出来事だが、会社ウェブサイトを見る限り年商は当時のまま伸びておらず、管理職が退職する等で求人が出ているのも見かけた。社員も増えておらずむしろ減っており伸びしろがない会社に早く見切りをつけてよかったと感じる」
と綴る。給与額は自分の収入の問題だけでなく、社員への評価や会社の考え方、経営体質が透けて見えることがうかがえる。最後に男性は
「かなりの転職回数があるが、給与はスキルではなく会社規模と上司の気分で決まるものだと感じる」
と実感を付け加えた。