その勤務初日は金曜日で、土日が休みだったが
「『この土日の間にこの周辺の薬局をGoogle Mapで自分で調べて歩いて行ってきてください。薬局リストを渡してる暇もありませんし、自分で薬局と名前のつくところはすべて歩いて行ってきて、週明け月曜日から薬の貸し借りがある時は一人ですぐ走っていけるように土日の間に完璧にしてください』とのことでした」
ほとんど休日出勤を強要するような威圧である。薬局を探して歩く手間に比べれば、薬局リストを渡すことなどすぐに終わるのではないだろうか。
この1日を終えた時点で女性は「何から何まで理不尽なことばかりで、すでに退職しようか迷っていた」とのことだったが、直属の上司である薬局長がその日は休みでまだ会えていなかったため、週明けに挨拶してからまた考えることにしたという。
そして月曜日の朝イチに薬局長に挨拶に行ったところ……。
「目も合わせずに挨拶を返すこともなく、『さっさと仕事して』と言われました。あまりにも頭に来たので『その前にエリアマネージャーに確認を取ることがあるので、すぐ連絡をしてきます』と伝え、そのまま事務所で電話をして退職する旨を伝え、店舗に戻ることなく退職しました」
と配属2日目で辞めたことを明かした。本社研修期間を含めると、5日目のことだった。
勤務時間が当初の約束と合わないことから始まり、タイムカードを1分過ぎただけで怒られ、休日にまで近所の薬局を歩いて確認してくるように指示されたら嫌になるのも無理はない。なお、女性は2週間後には新しい職場を見つけている。
「薬剤師はブランクがなければすぐに転職できます。人間関係も良好で雇用契約違反をするような職場ではない、ちゃんとした会社へ転職できたので満足しています」
と、転職の成功体験も綴っていた。
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