学校に軽音楽部があることを知った男性は「楽器などやりたいな」と軽い気持ちで入部したようだ。しかし待ち受けていたのは想像を絶する過酷な練習だった。
「まずはじめに7キロ以上あるコース(学校からそこの建物)を走らされそれが終わってから楽器に触ることができるという、なかなかハードなクラブでした」
体育系のクラブと兼任しているとはいえ、同じ体力を求められるのは困惑してしまうだろう。
「文化部じゃないのかよーと皆で嘆き、どんどん退部者も出ていった記憶があります」
耐えられず限界を迎えた部員も多かったようだ。しかしきつかった思い出だけではないようで
「でも足腰が鍛えられドラムセットなど運ぶ先輩は軽く持ち上げて皆で感動した事があり懐かしい思い出です」
と当時を振り返った。