当該クレーマーは「魚など買い物した小柄な60代の白髪混じり男性」だった。その客に「保冷剤をいくつつけるか」訊ねたというが……。
「いくつ欲しいのか聞いているのに『任せる』の一言。『商品点数分お付けしますね』と伝えカゴに保冷剤入れようとしたところ『一つ多く保冷剤つけただけでこの店は潰れるのか』と怒鳴り始め男性上司を呼べと騒ぎだしました」
いくつ必要か答えなかったのに少ないという不満だろうか。言いがかりとしか思えないクレームに女性も困惑したことだろう。
「ランチタイムで混雑している中レジを止め上司を呼びに事務所へ向かうと事務所の電話が鳴り、あの男性が『いつになったら上司を連れてくるんだ。いつまで待たせるんだ』と店の代表連絡先に連絡しているようです」
と事態はますます混乱していった。
さらに上司とレジに戻ると、「お客さんの大行列の中、あの男性が商品を袋詰めする机に腰掛け短い足を組んで騒いでいました」というあっけに取られる光景が。上司と女性がクレーマー客のところへ向かうと、相手は女性を指差しなから
「この女の態度が悪い」「俺が支配人ならクビだね」
「何年働いてるかわからないけどお前のせいで他の客も並んで迷惑している」
などと「大騒ぎ」したという。迷惑をかけているのは自分のほうだが……。女性が「言いたい放題なクレーマーだな」と思っていると、事態は意外な展開をみせた。
「20代のスマホを持った男性が『動画撮りますよ。おじさんうるさいから迷惑カスハラだよ』と近づいてきました」
「すると『動画は困る』と上司を連れてその場を離れていきました」
居合わせた20代男性のおかげで、なんとかその場を収めることができたようだ。その後は
「私が20代男性にお礼を述べると『私も飲食店経営してるからわかります。自分のできる事しただけです』と飲み物買って帰っていきました。20代男性のお陰で理不尽な男性を撃退できてスッキリしました」
と心境を報告した。
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