最近では「多様性」や「ジェンダーフリー」に関する話題をよく聞くが、男女の性差により仕事で理不尽な思いをする女性は今なお少なくない。女性であることだけが原因で差別的な対応をされた経験談を紹介する。
40代女性(東京都/事務・管理/年収400万円)は、勤務先の部長が、異動して数年の男性を昇格させたという。その理由は
「彼はもういい歳だから」
とのことだった。(文:林加奈)
女性が「いい歳」になっても……
「それから数年経ち、『いい歳』になった私を含め、女性たちは昇格させてもらえない。住宅手当や家族手当など、『世帯主かつ生計を主とする者』のみに支給となり、まず昇給昇格から外されている女性がもらえることはない」
このような会社の規約は「同一労働同一賃金に反するのではないかとも思う……」と、女性は疑問を呈している。そして
「規定では男女差のない賃金テーブルとなっているし、手当の有無も男女のくくりではないため、表面的には差別はないものとされているが、実際は評価で男性優位、結果手当てが貰えるような年収にはならないようになっている」
と会社の規定と異なる実態に不満を綴った。
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