2021年にIT系ベンチャー企業の求人募集に応募した男性。求人広告にあった「未経験歓迎」の言葉に惹かれ、挑戦してみようと一次面接に臨んだ。ところが、会社に着いても面接官はなかなか現れなかった。
「ようやく始まったのが約束の30分後で、『いやー、ごめんごめん。でも忍耐力の確認は出来たってことで』と軽いノリで自分を正当化するので正直ムッとしました。面接担当者は30代前半の男性で、シャツ開きすぎのイケイケの風貌でした。遅れた理由は何も言っていなかったですね。ただ、待っている間、面接官の方も含めたたくさんの方の笑い声が扉の向こう側で聞こえました」
応募者を待たせて談笑していたとすれば呆れた話だ。身内なら笑って流せるかもしれないが、採用面接でやられたら不信感を抱いてしまう。
ほかに失礼な発言や、おかしなところはなかったのだろうか。
「所どころタメ口だったり、自身の経歴の自慢、友達の自慢などをしていました。こんな面接、後にも先にも出会わないだろうなと思っていました」
即内定を告げられてもすぐに断ったという理由は、遅刻や正当化する発言だけではないという。
「それも嫌でしたし、他に働いていた従業員の方の風貌もイケイケな方が多く、自分は馴染めないと判断しました」
どうやらそもそもの雰囲気が合わなかったようだ。
「時間を無駄にしてしまった感がすごかったです。アットホームなのは悪くないですが度が過ぎていて身内ノリで盛り上がっている寒い会社だったなといった印象でした」
イケイケなこと自体は悪くないが、面接官の態度から会社全体の空気感をなんとなく察してしまったという男性。面接官は、自分が会社を代表して面接しているということを忘れないでおきたいところだ。
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