どんなにブラック企業でも、家族のために頑張ろうという理由で続けている人は少なくないだろう。しかし秋田県に住む40代前半の男性(専門職【コンサルタント・士業・金融・不動産】/年収550万円)は、そんな気概を打ち砕くような事件に巻き込まれてしまった。(文:ミッチー)
10数年前の話だ。当時、介護施設に勤務していた男性は「新しくオープンした介護施設の初期メンバーとして準備から携わってきた社員の1人」だったという。
しかし、この施設は「オープンして以来、毎月1人以上去っていくほど」のブラック企業だったそうだ。それでも男性は、
「同僚が1人また1人と去っていくなか、当時新婚で子どもが産まれるのも控えてましたので、残って頑張ってきました」
と語る。
そんな中、男性の決意を失墜させる、「ある事件」が起きた。
社員Aの狂言に踊らされていた
その事件とは「社員Aによる勤務シフトのすり替え」だった。本来なら勤務変更をする場合は「事前に当人へ話し、了承を得てから変更するもの」だが、その社員Aは男性の承諾がないまま「シフトを勝手に変更していた」という。それも1度ならず2度までも。
さすがに怒りを覚えた投稿者は激昂し、その社員Aに詰め寄ったそうだ。すると社員Aは、
「勝手にシフトを変更してもいいと社長や管理者から許可をもらってやっている。シフトを確認しなかったあなたが悪い」
と居直る始末。男性はブン殴りそうになったため、その場を離れたという。
男性は後日、社長と管理者に「それぞれシフトを勝手に変更していいという許可をしたのか」と確認すると、いずれも「そんな許可は出した覚えはない」とのこと。
男性は「社員Aの狂言に踊らされていた」と語った。
この事件が明るみになり、独断によるシフト変更が問題視された社員Aはその業務を降ろされ、管理者が引き継ぐようになったそうだ。それでも男性は、
「社員Aに対しては拒否反応を示すようになり、結局この事件の約3か月後に辞めました」
と明かした。
男性の退職後、社員Aは自身の無免許運転が発覚し、懲戒解雇されたという。男性は「ざまぁ見たかと狂喜乱舞」したそうだ。
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【即行退職シリーズ】