「業績が悪く工場の稼働率も悪化しておりました」と振り返る男性。そこは一族経営の会社で、社長は3代目だった。社長は士気が下がらないようにと社員たちを集め、
「これからの会社の未来像や方向性を述べていました」
「そして最後に『物心両面の幸福』を心がけて邁進すると述べました」
物心両面の幸福は、字の通り物質的幸せと精神的幸せという意味だが、経営理念に用いられることも多い。男性は社長の言葉を信じ、社員の経済的幸福を期待したようだ。
「業績が悪くても昇給やボーナスをなんとか工面するものだと思ってましたが、3年連続で昇給1000円、6期連続ボーナス5万円でした」
「この社長は口だけだなぁと思い50歳ですが、会社を後にしました」
業績悪化などの事情もあったのかもしれないが、どんなときにも社長には有言実行であってほしいものだ。
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