女性は納得がいかず、パートをまとめている社員に自身の状況を伝えたが、「まあ頑張って」「なぜ私に言うの?」といったつれない態度を取られ、問題を解決することはできなかった。女性いわく、社員たちは「『有名企業名に騙されて入ったのかな?』という、目が死んだことなかれ主義の新人社員ばかり」だったという。
それでも女性は諦めず、強く抗議に出た。すると、あろうことか「何kgもあるダンボールを積み続けるだけの出荷場」に配置換えされてしまったそうだ。
「その出荷場は体を壊す人続出で、常に他係から『1日だけ』と人を集めてやりくりする場所。結局は請負会社にそこだけ外注になったようです」
身体的負担が多く過酷な持ち場に、1人だけ常駐させようとするとは。女性はそれを会社からの「辞めろ宣告」と受け取り、パートを辞めるに至った。
そもそも、そのパート先は最初から違和感があった。入社時には何枚もの守秘義務誓約書や同意事項にサインを求められ、「『ここはおかしい』と、同時に説明を受けた5人のうち3人はその場で退出」するほど。女性もその時点で入社を見送るべきだったかもしれない。ただ、女性は「たまたま良い教育係に当たれば続くのかも」とも語っている。
「私の数日後にパートに入ってきた女性は、穏やかで要点しか伝えない良い教育係に当たり、続いていましたし。運です。(中略)じゃあなぜ歴が長いだけで変なただのパートに教育させるのかと思いますが……。会社いわく『教育係もローテーション』らしいです」
定着率に大きな影響を与える教育係。採用や教育のコストを考えれば、ローテーションではなく、きちんと教えられる実力のある人に任せたほうがいいのでは?と思えてならない。
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