若手社員に老害認定されないためにコミュニケーションで気をつけたいこと | キャリコネニュース - Page 2
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若手社員に老害認定されないためにコミュニケーションで気をつけたいこと

上記のような若者から老害と呼ばれる話には、大きく分けると3つに分類されます。

(1)過去の自慢話をする。

相談をしたにもかかわらず、いつの間にか、その人の過去の武勇伝のような自慢話になっているケースです。

(2)頭ごなしに説教する。

相談した意図などを無視して、ひたすら説教をしてくるケースです。

(3)同じ話を繰り返す。

その話をしたことを忘れているのか、どんな相談をしても同じ話をひたすらされるケースです。

これらの話の内容をよく聞くと、「本当に面倒くさい内容の話」と「ちゃんと聞くとその人のためになる話」が混じっています。前者は「無視しましょう」と伝え、後者は「相手はこういう意図で言っているから参考にしてみればどうですか?」と促すようにしています。

相談の背景や目的、意図を読み取ろうとしていない

では、「ちゃんと聞くとその人のためになる話」にも関わらず、老害と言われてしまうのはなぜなのでしょうか?

それは「相手の相談の背景や目的、意図を読み取ろうとしていない」ことに尽きると思います。つまり、相手の立場に立たずにコミュニケーションを取っているのです。

だからこそ、老害と言われないために取る一番最初のコミュニケーションは、相手の相談の目的や意図を聞くことです。

例えば、クライアントのさらなる売上アップのためにある追加施策を考え、その相談を部下がしてきたとします。上司であるあなたは、過去の経験からその追加施策が上手くいかないと判断して、「その施策は失敗するからやめて今までの施策を実行するように」と指示をしたとします。このケースの場合、部下の取りようによっては「自分の施策を頭ごなしに否定された!なんて老害な上司なんだ!」と憤慨することになります。

このケースでも、最初に相談の目的を確認すれば、部下が望んでいるのは、クライアントのさらなる売上アップにつながる施策を考え、成功させることだとわかります。それがわかれば、施策の改善点やそもそも別の追加施策のためのアドバイスをすることもできるはずです。このように、相談の意図や背景をしっかりと理解する(理解しようとする)だけで、老害、と呼ばれることは各段に減るでしょう。

実際、私も40歳に差し掛かり、経験によるアドバイスなどをしがちになるのですが、キャリア面談などの際には、必ず最初にその面談で相手が望んでいるゴールを聞くようにしています。そして、そのゴールに即してアドバイスをしたり、経験談を語るようにしています。

是非、私と同世代や先輩世代の方で、若手の方々と話す機会のある方は参考にして頂ければと思います。

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