男性は、他の役所にも申し込んでいたが、「どこも大学名を書くよう指示があった」という。だからこそ、「大学名を書くな」というスタンスにはとても驚いたようだ。はじめて大学名を明かしたのは、内定後に「卒業証明書を提出」したときだった。
この採用方式について、男性はこう想いを綴った。
「私の大学は有名でも賢い大学でもないので、就活の時はなかなか大変でしたが、大学名で先入観を持たずに採用選考をしてくれたのはとても嬉しかったです」
多くの応募者の中から人柄や実力を見極めて採用するのは大変な労力だが、大学名で勝負できない学生にとっては、ありがたい方式だったことだろう。
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