その社員は優秀なのに、かなり理不尽な目に遭っていたそう。あるとき家の都合で、隔週で金曜日に休んでいたら、それに対して「なぜ金曜日に休むんだ!サボりだろ!」と咎められたことも。そばで見ていた男性も胸糞悪かっただろう。
「この人はサボるような人ではなく、真面目に仕事もしてたし、休みも確かに金曜日が多かったですが、有休の範囲内できちんと収めていました。それなのにこんなことを毎回言われ、そのうち心が折れてしまい退職してしまいました」
仕事のできる社員に辞められれば会社がダメージを受けるのに、一族は何を考えているのだろうか。その一方で、一族に気に入られている社員はやりたい放題だという。
「ある気に入られている社員は、支給された有休をわずか数か月で使い切り、さらに有休が終わると欠勤を当たり前のようにしています。有休と欠勤を合わせると、年間で60日以上休んでいます」
土日祝日以外に、単純計算で毎月5日ほど休んでいることになる。そんなに休んでいるのに、「一族になぜか気に入られており、特に何のお咎めもなし」。欠勤扱いで給料が減っているならともかく、そういうわけでもなさそうだ。
しかも休みの理由が理解し難い。
「少し何か嫌なことがあるとすぐ休んでおり、仕事を一緒にする身としてはとても迷惑です」
さんざん同僚に迷惑をかけておきながら、「何ならこの前出世しました」と男性は呆れたように明かした。怒りを通り越し呆れ果てているのは男性だけではない。
「周りからすれば、『なぜこいつを上に上げてしまうんだ』と当然の意見が出ています。出世したこの人が休んでしまうと、今度は管理業務まで誰かがフォローしなければならなくなります。ただでさえ忙しいのに勘弁してほしいです」
ただでさえ腹立たしいのに余計な仕事が回ってくるとは、勘弁して欲しいだろう。
「人によってここまで態度を変える会社、闇だと思います」
「3代目が会社を潰す」という言葉があるが、この会社は果たして何代続いているのだろうか。
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