軽作業とは、重さの軽い物を扱う仕事だと思われがちだが、実際には、誰でも覚えられる簡単な仕事の意味で使われる。男性も誤解していた節があるが、求人情報には「シール貼り」くらいしか書かれていなかったそうで、文句を言いたくなる気持ちもわかる。
一般的に男性のほうが女性より体力が勝るが、この男性のように例外もあるだろう。そのため応募の際には力仕事がなさそうな現場を選んでいるものの、どの現場でも男性というだけで力仕事を回されることが多いと嘆く。
「ひどい現場だと、私に聞こえるように近くで本部に電話し『こっちは金払ってるんだから、もっと体力あるやつ回してくれ』と言っておりました」
雇い主の言い分もわからなくはないが、男性だって体力のなさはどうすることもできないだろう。さらに、
「力仕事がないような職場でも、向き不向き関係なく男性というだけで力仕事を割り振られる場面が多々あり、生きづらさを感じます」
と切実な思いを吐露した。力仕事は否応なしに男性に任せている職場が今も多いのではないだろうか。ジェンダーレスの時代、過去の“常識”はもはや通用しなくなっている。
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