そもそも、落ち度は現場監督にあったようだ。殴り合いになる前、現場監督はショベルカーで「現場に出入りするダンプ用に敷いた鉄板の撤去作業」を行なっていた。ところが、その作業中、現場監督が「誤って側溝を壊した」という。
現場監督は片付けを男性に押し付けて現場から離れ、しばらくしてから戻ってきたが、片付いていないのを見て激怒した。男性が「説明もないのに片付けようがない」と具体的な指示が無かったことを挙げ反論すると、前述の通り殴りかかってきたため応戦したという。
「加減などなしで30発ほど殴られる。 身を守るため自分も相手を20発ほど殴り返す。 こちらは顔以外を殴ったが、相手は顔面ばかり集中して殴ってきた」
まさかの乱闘騒ぎになってしまった。その結果、「会社は『両成敗』などと言って有耶無耶にされた」という。挙句に「警察には届けない」といった誓約書を書かされたそうだ。
先に手を出したのは現場監督のほうにもかかわらず、無かった事のように処理されたのだから、到底納得できるものではない。ただ、男性もやり返してしまっているためか、この一件があってから仕事を干された。そのため退職を決意したという。
「結局2年重機オペレーターとして働くが、ほとんど重機にはのせてもらえなかった。給料も手取り20万円に届かず」
と、苦い経験をつづっていた。
キャリコネニュースでは「職場の理不尽すぎるエピソード」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/G1TWHA4M