職場のデスクにアニメの推しキャラを飾っているトピ主は、「職場にアニメグッズをつけていくのは痛い」というコメントをネット上で見かけてから、職場の人たちの反応を気にするようになったようだ。
コメント欄を見ると、「痛いと思う」と否定的な意見を書いた人たちは複数いるが、トピ主に寛容なコメントも意外と多い。そのなかでは、「仕事をちゃんとしてれば問題ない」という意見が多くの共感を集めていた。推しキャラを眺めて仕事が手につかないようでは困るが、そうした支障が出ていないなら、好きにしたらいいということだろう。なかには「モチベ上がるしいいじゃん!」と肯定的なコメントした人も。推しキャラに応援されて仕事をやる気になるという人もいるかもしれない。
一方でトピ主の行為を痛いと思うかは、業種や職場の雰囲気によるという意見も見られた。
「アニメ関係のお仕事ならいいだろうけど」
「アニメやゲーム関係の職場なら別に何も思わないけど」
と複数のコメントにあるように、アニメやゲーム以外ではIT系、メディア、アパレルなどの職場も寛容かもしれない。ほかにも「職場のカラーとしてそういうのが許容されてるとこならいいんでないの」といったコメントも書き込まれ、いずれも共感を集めている。
「うちの職場にもいる」とコメントした人もいる。だが「興味ないのにめっちゃ語られそう」という理由からあえて触れないという。ほかに否定的な意見では、「肌色が多い系のグッズはやめて欲しいかな」というように、露出の多いキャラは勘弁してもらいたいという人や、「仕事に集中したいのに人の趣味のものが目に入ると気が散る」とコメントした人も。職場はさまざまな人が働く場所だから、やはり節度は必要だろう。
一昔前は推しキャラに限らず、職場に趣味を持ち込むこと自体が公私混同と批判されたが、時代は大きく変わったようだ。コメント欄を見る限りでは、結局のところ、仕事ができていれば問題ないということなのだろうか。
トピ主のように、最近では推し活に理解のある職場に勤めたいと思う人もいるようだ。人材系企業のUZUZの調査(2024年7月発表)によると、就活中の20代のうち、推し活やオタ活をしていると回答した人は42%だった。「している」と答えた人に、会社選びに推し活などのしやすさを考慮しているかと聞くと、「少し重視している」「すごく重視している」を合わせて40.5%が重視しているという結果になった。
重視していると答えた人のなかには、具体的には「グッズを会社に持って行ってもいい環境」「推しをイメージしたファッションをしやすい環境」と職場に理解を求める声も上がった。