「あげるあげないでモヤモヤしたくないので、いっそのこと全て無しになればいいのにと感じます」と続けたトピ主だが、もちろん徴収と言っても任意だから、断ることもできる。だがその後の関係性を鑑みて、言われるがままにお金を渡す人がほとんどだろうか。「皆さんの職場ではお祝い、お見舞いは渡していますか?もしあれば頻度や徴収額はどれくらいですか?」と質問を投げかけたトピ主に、さまざまなコメントが書き込まれている。
「うちの職場は退職される時や出産祝いなどをしますが(中略)1 人あたり 1000 円を徴収します」
「結婚、出産は徴収あり。一人 1000 円だからまあいいか…と思ってる」
これらのコメントのように、退職、結婚、出産の場合に 1000 円程度の徴収がある職場は
珍しくない。だが前者のコメントをした人は「ボスとの関係性には関わらないです」「主ささんのようなのはモヤモヤしますね」とも書いており、徴収するか否が上司の判断で決まることに、違和感がある人はほかにもいるだろう。
「え~っ 1000 円高くね?ありえない」
コメント欄を読むと、徴収目的はやはり結婚、出産のお祝いや退職記念、お見舞いが多いようだ。金額に対しては、「1000 円高くね?ありえない」とコメントした人もいる一方で、
「結婚、出産、親が亡くなった時、その都度 3000 円徴収されてる。パートだけど、社員と同じ額」
「お見舞い代として 5000 円とか金額指定で言ってくるよ」
と 3000 円や 5000 円を徴収された人もいるようだ。高額になるほど疑問を持つ人が当然増えるだろう。11 人の職場に勤めているという人は、次のように書いている。
「以前に結婚祝いで 3000 円ずつ回収に回って来た。(中略)しかも(回収に来たのが)既婚者で『お小遣いで先に立て替えたので至急僕に払って下さい。お金なくて困ってます』みたいな」
10 人が支払えば 3 万円が集まるが、同僚からの結婚祝いとしては高額で、お返しするほうも負担になりそうだ。
このコメ主は仕方なく 3000 円を払ったが、「お返しが私だけなかった」と不満をこぼす。何かの手違いかもしれないが、この件が職場の人間関係に影を落としてしまったようだ。
中には、「前期後期に分けてそれぞれ 5000 円ずつ部署費回収してる」という人もいた。年間で 1 万円を徴収されているようだ。当然、慶弔費は部署費から支払われるかと思いきや、個別で徴収されるそうで、「意味が本当に分からない」と不満をこぼしている。
だがこれは珍しいケースで、「強制じゃないんだけど結局みんなお金出してる。断れる人って相当強者だと思う」というコメントのように、任意で徴収されているが断れない人が圧倒的に多い。その一方で、
「徴収に回ってくるけど断ってる。自分に不幸があったりしてもいらないって言ってる。職場関係で物とか金銭のやり取りしたくない」
とコメントした人もおり、多数の共感を集めている。確かに、自分は受け取らないというスタンスを明らかにすれば、断りやすいかもしれない。
本来はこうしたお祝いやお見舞いは、やりたい人たちだけでやればいい。もらうほうも、その方がありがたみを感じるに違いない。