案の定、同僚からこう言われたという。
「『週一回の勉強会は必ず出席。会費だけ払って何もしないのはなし』と言われ、休みの日にまで実質的に仕事なんてしたくないと断り続けてました」
会費だけでなく、党の活動に参加することも求められたようだ。結局、入党しなかった女性だが、選挙期間中には病院内で異様な光景を目の当たりにしたという。
「選挙のたびに外来患者さんを男2人で取り囲んで、投票する政党は決まっているか、まだきまってないなら……と選挙活動する姿は不快でした。お年をめした女性など、明らかに怖がっていたので『あ、バスの時間大丈夫ですか?』と、適当に助け舟をだして救出?していました」
具合が悪いから病院に来た患者が大多数だろうに、迷惑極まりない話だ。節操のないやり口に辟易していた女性だが、党員ではないのに活動に参加させられてしまったという。一体どういうことだろう。
「ある日、東京へ研修会だと出張命令が。何の研修だかよくわからないまま赴くと、党のデモ行進への参加でした。雨の日にカッパ来て……」
研修だと騙してデモに参加させるとは、あまりにもひどい。デモの内容も「趣旨がぼやけすぎている」とし、「何を目的とするデモなのか訳がわからない」と謎だった様子。ぐったりして帰ったものの、風邪を引いてしまったという。
「ダメだ、転職しないといつか党員にされてしまう! と転職。辞められたときはほっとしました」
と結末を明かした女性。薬剤師である女性は転職先には困らなかっただろう。
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