「男女共有で、倉庫と薄いドア一枚で個室を仕切っただけ」というトイレに入るたびに、女性は苦労が絶えなかった様子だ。
「音姫も洗面スペースも無いので、必ず人がいない時を狙って、水を流しながら用を足していました」
周りに人がいなければまだいいが、問題は人が多い時にトイレを利用したくなった時だ。
「ある時、朝から晩まで棚卸しで、何人も倉庫に詰めていました。昼はおつかいがてら近くのコンビニのトイレを借りましたが、数時間後にまた行きたくなり、死ぬ思いで真横の社員さんに気を遣いながらトイレに行きました」
倉庫にいるほかの社員を意識しつつ、いつものように「水を流しながら用を足した」というが、
「死にそうな気持ちで出てきたら、『水流して音くらい消せよー』と、ニヤニヤ笑いながら言うのです」
なんと流していた水を勘違いされてしまったというのだ。それにしてもトイレの壁が薄いことを知っているはずなのに、直接本人に言うとは驚きだ。
「えっ!!いや、あれが水の音だし!!そんなすごい音で用を足さないし!!」
あらぬ誤解に「憤死した瞬間でした」と振り返る女性。これが原因で辞めたとは書いていないが、辞めたくなっても仕方ないだろう。
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