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なんで!? 職場の男女共用トイレを専務が率先して掃除  しかも「汚物入れがない」と困惑した女性

髙木さんは土日だけ、建設関係の個人事務所でパートしている。職場には社長と専務のほか、事務の女性パートが3人いる。専務の人となりについては、次のように明かした。

「40代半ばの男性で、自己中心的でパワハラ気質のようなところもあります。が、気さくに話すこともあります」

自己中でパワハラ気質な人物と、まめにトイレ掃除をしている人物が合致しない気がする。謎は深まる一方だ。一方で社長は主に現場に出ており、夕方5時以降にならないと事務所に来ない。基本的には専務1人で事務所を切り盛りしているそうだ。

事務所は展示場と兼用になっている。月に2日ほどイベントがあり、多いと一日で6組の来客があるという。客もトイレを使うから、専務は責任を持って自ら掃除しているのだろうか。だが、髙木さんは「イベント以外の日は、一日に1組来るか来ないか」と言い、忙しい専務が率先して毎朝トイレ掃除をする理由はやっぱり謎だ。

「私が勤務し始めたときから、専務がトイレ掃除をしていたので、この職場ではそうなんだなという感じでした。でも、正直、少人数でしかも女性がいる職場なので掃除は女性に任せてほしいです」

汚物入れの件もあるから女性陣で掃除をしたいだろう。

「誰も入っていないと思い、ドアを開けてしまいました」そこには……

そんな思いが通じたのか、最近、専務はトイレ掃除を髙木さんたちに頼んでくるようになったという。単に専務が忙しいからとの理由だが、きっかけはなんでも良かっただろう。

「トイレ掃除を頼まれたときは特に嫌だと思うことはなく引き受けました。私が出勤しない日で、専務が忙しいときには事務のパートさんが掃除しているようです」

なお懸念されていた汚物入れは、現在も設置されていないそうだ。

一つのトイレを男女で使っているから、気を遣うこともあるだろう。髙木さんは「少人数でもあるので、特に気にならない」とは言うものの、こんな驚いた出来事があったそう。

「この職場に入ってすぐくらいに、トイレに入ろうとしたら専務が鍵をしないで入っていてビックリしたことがありました。通常だと誰かがトイレに入っている場合、ドアの外に脱いだ室内用スリッパが置いてありますから、わかります。そのときはありませんでしたので、誰も入っていないと思い、ドアを開けてしまいました。そうしたら専務が入っていました……」

専務は単に鍵をかけ忘れたのだろう。室内スリッパは履いたままだったのかも。よほど慌てていたのかもしれないが、少人数で使っているとは言え、自宅のトイレとは違うのだから配慮は必要だ。

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