コンビニでは宅配便の受け取りなど様々なサービスがあるものの、なんでもかんでもやってくれる訳ではない。コンビニ勤務の50代女性(神奈川県)はある日、「30代くらいの女性のお客様」の対応をした。
「自分宛の荷物が届いているはずだから、受け取りにきた」というその客に、「荷物番号の提示」を求めたが、「そのような物はない」と返されてしまう。名前で確認するも荷物はなく、その旨を伝えたところ客は怒り出し、
「ゆうパックで送ってもらって、配達完了メールが来てるから間違いなく届いているはず、店がなくした」
と大騒ぎを始めた。(文:湊真智人)
「勝手に店の住所で荷物を送ってくるのは、ほんとやめてもらいたいです」
店が紛失したとなれば大問題だ。しかしそもそも、この店は「ゆうパックでの荷物受け取りサービス」を行なっていなかった。詳しく事情を聞いたところ、
「お客様がネットで購入した商品の受け取り先住所を勝手にうちの店にしていたみたいで」
という呆れた事をされていた。身勝手を棚に上げて店に責任転嫁するとは迷惑極まりない。その後店長が出てきて、
「昨日確かにその様な荷物が届いたが、店の関係者に宛名の該当者がいなかった為、送り返した」
と伝えた。心当たりがない以上、当然の対応だ。しかし客の自分勝手な怒りは収まらなかった。
「勝手に荷物の宛先住所にされても困ることをお客様に説明していましたが、忙しくて家で受けとれないからこの店にしたのに……とかなり不満気でした」
その後、店長からは「闇バイト問題など犯罪に関わる荷物が入っているかもしれないし、トラブルの元なので、店関係者以外の宛名の荷物は受けとらないように」との通達があったという。この件で一層警戒する姿勢になったようだが、いくら店がきちんとルールを決めても客に勝手なことをされれば気苦労は絶えない。
「それにしても勝手に店の住所で荷物を送ってくるのは、ほんと辞めてもらいたいです」
と懲り懲りしたように書いていた。
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