勤務時間中に流行りの音楽が流れている職場もある。だが「うるさい」「仕事に集中できない」と内心では迷惑している人も少なくない。
ガールズちゃんねるに11月下旬、「職場の音楽がクソうるさい」というトピックが立った。
「常にけっこうなボリュームで音楽が流れています。お金を扱うし、月末月初はたくさんの仕事を正確にさばかないといけないのですが、今どきのヒットチャートがずっとかかっていて頭狂いそうです」
こう書いたトピ主は、経理の仕事をしているという。計算など集中力が必要な仕事をしているとき、クラッシック以外の音楽は聞きたくないかも……。(文:天音琴葉)
仕訳中に流れてくると「ブリンバンバン費、ブリンバンバン円」になる
仕訳しているとき、流行りの音楽が流れてくると、トピ主の脳内ではこんなふうに転換されるという。Creepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』を例に挙げ、
「○○費、○○費、○○円、♪ブリンバンバンブリンバンバン→○○費、ブリンバンバン費、ブリンバンバン円」
また、YOASOBIの『アイドル』が流れてくると、
「○○費、○○円、♪無敵の笑顔で沸かす→メディア! じゃなくて○○費」
となり、「脳内に侵入してきてキーってかんじです」と書いたトピ主。「ちなみに音楽は好き」というが、「仕事中にヒットチャートは特にキツい」とこぼす。一方で同僚は気にせず仕事しているようだ。この職場に転勤したばかりのトピ主も、いつか慣れるだろうか。
「おさかな天国」がずっと流れていて……
「同じ経験した方や対策等あれば教えてほしいです」というトピ主に、コメント欄には「わかるわ」「分かる」と多くの共感が集まっている。スーパーで働いていた人だろうか、「一時期サカナサカナサカナ〜♪さかなを食べると〜♪が頭から離れなくてイライラした」と書いた人や、子ども関連の職場で働く人は「ディズニーやらアンパンマンやら童謡やら…お客さんいなくても延々とかかってて、無駄に全部歌えます」とコメント。
「耳栓したら?」「イヤホンのノイキャン機能を使う」というアイデアも書き込まれている。音を完全にシャットアウトしたら業務に支障が出るが、そうでなければ良さそうだ。一方で、「音下げちゃダメなのかな?」とコメントした人は、こう続けている。
「誰か同じような立場の人にちょっと話してみたら?『私もそう思ってたー! うるさいよねー!』って言い合えるだけでも気持ちが楽になるし」
同僚への相談を勧めるコメントはほかにもある。言わないだけで、意外とみんな迷惑していることはあるかも。上司に相談するのもアリだろう。だが中には、上司が率先して音楽を流している職場もあるようだ。
「自分も上司が変わったらそれまで無音だった職場に有線流し始めたってことがあった。(中略)歌詞が聴き取れるくらいちゃんと聞こえる音量」
このコメ主は上司に、「音楽聴きたい人はイヤホンでお願いしたい」と相談し、結果そうなったという。音楽を止めてほしいと言えば角が立つが、伝え方を工夫すればいいかもしれない。
職場で音楽が流れていると、集中力を削がれるという人は思いのほか多いようだ。また、好みではない音楽が流れているとストレスも感じるもの。
かなり昔の話だが、筆者が勤めていた職場でも、流行りの曲が絶え間なく流れていた。いろんな曲がかかる分にはまだいいが、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ好きの男性が多かった職場では、朝から晩までレッチリ三昧。当時、マリリン・マンソンが好きだった筆者には耳障りでしかなかった。だが毎日聴いているうちに洗脳されたのか、入社から数か月後にはレッチリのアルバムを数枚、購入した。その職場を辞めたら聴かなくなってしまったけれど。
※キャリコネニュースではアンケート「職場でイラっとすること」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/OK7KMUH5