罵詈雑言に個人で対応させられたら恐怖でしかないだろう。問題は客だけではないようだ。トピ主はこう続けた。
「問題はカスハラを容認している会社側で、私はそれに苛立ちを感じています。とにかくカスハラにヘコヘコするのが風習で、どんなクレームにもハイハイ聞いて、謝りまくってます。会社が、そんなもん切っていいよー!と言ってくれたら簡単なんですけどね」
カスハラは脅迫罪、恐喝罪、威力業務妨害罪など複数の法律に抵触する可能性がある。最近では暴言を吐く客や長々と同じ内容を繰り返し主張する客の電話は切るなど、毅然とした対応をする企業も増えている。だがトピ主の職場は旧態依然の方針を続けているから、苛立ちが募る一方なのだろう。
コメント欄にはさまざまな反応が上がっている。なかには
「パチンコ業界なんてそんなものでは?」「パチンコはヤバそうだね〜主その仕事向いてない気がする」
とパチンコ業界ならではと見る人たちも複数いるが今どき許されないだろう。
スーパーのクレーマー「なんで358円で売ってるんだ。198円で売れ!」
カスハラ被害を経験した人たちのコメントも書き込まれている。スーパーでパートしているコメ主は、毎日3回も来店するという60~70代と思われる女性客に、
「朝と昼に買いにきた時はあの商品あったのに今見たら品切れだ。朝と昼に買わなかったから今買わないといけないのにどう責任とってくれんだ」
とクレームを言われたそう。その客は低価格スーパーで広告の品で198円だった商品について、「なんでおたくは358円で売ってるんだ。198円で売れ!」と無理難題を押し付けてきたこともあるようだ。
ほかにも理不尽なクレームの例が複数挙がっている。男性客に「バイトの若い女の子と楽しくおしゃべりしたいのに社員が邪魔する」とクレームされた人や、
「レシートないけど返金しろ! 車まで運んでくれ! 家まで代わりの物もってこい!」
という理不尽な要求をされた人も。
カスハラ防止条例は4月から全国に先駆け東京都で施行される予定で、条例に罰則はないものの、従業員の保護や抑止力も期待されている。また、「今、セブンイレブンってカスハラ対策のポスター貼ってあるよね」「ファミマにも貼ってありましたよ」「KFCにも貼ってあったよ」「スーパー銭湯にもあったわ」というコメントも相次ぐように、独自に対策を進める企業も増えている。抑止効果に加え、従業員を守る姿勢は人手不足が深刻な接客業で人材確保にもつながることだろう。こうした時代の流れに合わせ、トピ主の働くパチンコ業界でもアップデートしていけたらいいのだが……
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