会社におけるコンプライアンスのなかでも、労務関係は従業員の働く意欲に直結するだろう。
投稿を寄せた30代男性(建築・土木技術職/年収400万円)は、家族経営の会社に勤めているようだ。社長と、役員に就いている奥さんから「育休取るなら辞めてもらう」と言われ、「コンプラ違反だ」と憤っている。(文:天音琴葉)
「私の唯一の相談者」として退職者をミーティングに呼ぶ上司も
ほかにも「女性社員には取得させたのは女性だから取らせた」「男性社員には取らせない」などと言われたそうだ。
「今後の新入社員を迎える際に面接時、育児休業を取得したいと思うかという質問をしていくということ。したいと言う者は不採用にすると断言」
そもそも面接で出産予定を聞くことはNGだ。そんな質問をされたら応募者のほうが会社のヤバさに気づき、むしろ落とされて良かったと思うだろう。
同じく投稿を寄せた40代女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収400万円)は上司のコンプラ違反を暴露した。退職者を「私の唯一の相談者ですからね」と言い、ミーティングに呼んでいるそうだ。
「給料はどう支払うのか、情報はどこまで伝えるのか、契約書はどう交わすのか……」
労務コンプラ違反や部外者への情報漏洩など複数のコンプラ違反に値しそうだ。会社が上司の行為を知ったら、何もお咎めなしというわけにはいくまい。
「この上司はいったい何を考えているんだろうと思った」と呆れたように投稿を結んだ。
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