仕事でストレスが溜まるのは仕方のない部分もあるが、社長から「許せない一言」をぶつけられたら、どうだろう。大阪府の50代の女性(事務・管理)は、「11年務めた職場」の社長の口から飛び出した言葉を許すことが出来ない。
「辞めたいと言ったときに『今までこんだけしてやったのになんの文句があんねん』。『使用人のくせに。立場がちゃうねん』。この二言は、絶対に許せません」
その職場に勤めている間は「社長と二人三脚でやってました」と回想する女性。有給休暇もろくに取らず、真剣に仕事に打ち込んでいたというが……。(文:國伊レン)
「日曜日の告別式にも出ていけないのか? 全く腑に落ちない」
女性は空いた時間で掃除をしたり、残業にも一度も文句を言った事がなかったりと、自分なりに頑張っていたと自負を明かしている。それなのに、前述のように社長は「使用人のくせに」などと暴言を吐いてきたのだ。ともに頑張ってきたと信じていた相手から言われたのだから、ショックは大きかっただろう。
やはり社長から許せない事を言われた50代の男性(愛知県/建築/年収700万円)は、20代の頃に経験した理不尽な出来事について語った。
男性は当時から建築業界で働いていた。ある日、友人が事故で亡くなってしまい、日曜日が告別式となった。しかし休日のはずの日曜日も現場は動いていたようで、男性は社長に「告別式に出たい」と相談した。
だが、社長は「現場どうするの?」と、あくまで仕事優先だった。しかし友人を見送る告別式には代えられない。男性は、午前中に仕事をして、午後から遅れて式に参加するという選択をした。
当日は「現場のオーナーさん(施主)」に「告別式があるので午前中で失礼します」と言って現場を後にした。ところが翌日、社長から電話がかかってきて激怒されてしまう。
「昨日の現場なんだあれどうして帰った!オーナーさんも怒ってる」
どうやら、施主である「オーナーさん」が、社長に電話して「(男性が)なんかワケ分からんこと言って帰った!」とクレームを入れたようだという。さすがに呆れたようにこう続けた。
「日曜日の告別式にも出ていけないのか? 全く腑に落ちませんでした」
いくら仕事とはいえ、それよりも大切な用事はいくらでもある。前もって告別式に出たいと言っていた男性に「どうして帰った」と叱責するのはあまりに酷というものだ。
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