最終面接で「うち、関東の大学生しか採用してないんだよね」 地方から受けに行った女性の怒り | キャリコネニュース
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最終面接で「うち、関東の大学生しか採用してないんだよね」 地方から受けに行った女性の怒り

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地方から首都圏に出て就活するのは費用も時間もかかって負担が大きいものだ。それなのに「社長の一言」で簡単に落とされたら堪らない。

東北出身で、現在は東京都に住む30代の女性(営業/正社員・職員/年収400万円)は、まだ就活生だった頃、信じられない面接を受けたと振り返る。「当時は東北の片田舎に住み、学校も東北に」あったという。あるとき「某大手企業の最終面接」が東京本社であった。

役職者が面接官として並ぶ中、そこで履歴書を見た社長は、開口一番驚きの一言を放った。(文:篠原みつき)

「東北出身なの?じゃあ地元に貢献したほうがいいんじゃない?」

女性によれば、その頃は東日本大震災が起きてから2年くらい経っており、原発事故等で世間が東北に心配の目を向けている時期だったという。そんな中だったからか、面接が始まってすぐに社長から

「うち、関東の大学生しか採用してないんだよね。東北出身なの?じゃあ地元に貢献したほうがいいんじゃない?」

と“鼻で笑うように”言われた。しかも、

「自分より前に面接した就活生達は20分~30分近く面接していたにも関わらず、自分は10分にも満たない時間で面接終了させられました」

と早々に切り上げられてしまった。「いくら学歴フィルターが存在していたとはいえ、それならば最初のうちに落とせばいいものを」と悔しさをにじませる。

わざわざ地方から出て来て社長から直々に受けた否定的な言葉に「流石に開いた口が塞がらない状態でした」と怒りよりも呆れた様子だ。女性の受け止めは、風評被害によって「東北お断りを遠回しに言われた」というものだったが、これは東北でなくても他の地方でも言われたことかもしれない。

いずれにしても「関東の学生しかとらない」と本社の最終面接で言うのはあまりに酷だ。他に理由があったとしても、適当過ぎるのではないだろうか。

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