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仕事で納得がいかないとき、多少の我慢はできても明らかに理不尽なことなら誰でも職場に不満を持つものだ。四国の40代男性(サービス・販売・外食)は
「会社の定める出勤時間は8時30分なのですが、毎日7時30分に出勤しています」
という。何か理由があるのだろうか。(文:林加奈)
「早出するのは社員の勝手だと言われます」
男性によると、毎日早出している理由は次のようなものだった。
「全員が早出しているので、自分もそれに合わせて出勤しています。早出するのは社員の勝手だと言われます。当然、早出、残業しても手当は付きません」
「社員の勝手」なら実際には早出する必要はないのだが、先輩や上司が早出していれば部下や新入社員も早出せざるを得ないということだろう。何の手当もつかないタダ働きになるのだから、納得がいかないのは当然だ。
兵庫の50代女性(医療・福祉・介護)は、ある時、「電話終了し受話器を置いたら電話の回転台が落ちて驚いた」という出来事があった。どうやら、回転する軸のプラスチックが劣化して折れていたようだ。すると上長から、事後報告書を書くように指示された。
「 結局、乱暴な扱いが原因で壊れたという顛末。事後報告書がないと新しい電話台が購入できないからと言われたが納得いかない。電話台劣化ガチャに運悪く当たったのが自分だったと今でも全く反省できず、腹立たしいとしか思えない」
その電話を他の従業員と共有していたということだろうか。たまたま破損したタイミングで使っていた女性一人が責められるのは理不尽でしかないだろう。