当時の困惑を「バッファ(編注:遅れを吸収する余裕)が必要になってきました」と明かすが、
「要望を伝えても改善されず、また工具も使いにくいものしかなかった」
ずさんな管理体制の上に仕事がやりづらい状況で、男性は働く意欲を削がれていったようだ。
問題は仕事内容だけではなかった。生活環境にも不満があったと男性は続ける。
「借り上げ寮で通勤が送迎だったのですが、こちらも外れ」
「一番遠い寮だった上に、同じシフトの一人が遅刻常習犯、担当に伝えるもやはり改善されず。ダブルで外れガチャ引きました」
送迎があるとはいえ、最も遠い寮からの通勤は負担が大きい。さらに同僚が遅刻すれば、他の人にもしわ寄せが来るだろう。
現場の改善提案が通らず、問題社員を放置する。こうしたマネジメントの欠如が重なり、男性は会社を離れる決意をした。「最大の難点は配置転換をしていない会社だという事」と理由を明かす。状況が変わる見込みもなかったのだろう。
「なお、自分から辞めました」
と結論を書いている。年齢に関係なく、心身をすり減らすだけの職場からは、自ら離れる勇気も必要だろう。
キャリコネニュースでは「配属ガチャについて思うこと」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/XBP0NVJA


