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上司に対して正しいことを主張しても、理不尽に怒りを買ってしまうことがある。投稿を寄せた40代男性(エンジニア/年収700万円)は、かつての職場で起きた修羅場を振り返る。あるメーカーで、安全に関わる重要な精密部品を製造していたときのことだ。
その会社は同族経営で、ライン作業を手伝っていた70代の会長は
「自動検査機で不良判定の物を流すは、製品は落とすは、落としたのを『いけるいける』と戻したり…」
と、ありえない行動の連続だった。(文:長田コウ)
「数年後、お客のメーカーがアメリカで訴えられたのをみて…」
安全に関わる部品を作っているというのに、会長の適当さにイラっとした男性は、こう告げた。
「営業がこの基準で!という約束でとってきた仕事を会長が裏切るようなことしないで下さい!」
しかし、会長は悪びれる様子もなく「そんなんじゃ、数取れないだろ!」と逆ギレする始末。
悪いことは重なるものだ。その日の夕方、タイミング悪く顧客から品質に関するクレームが入った。すると、会長の子どもである社長から
「あんたらちゃんと検査してるんか!」
と激怒されてしまった。
品質を軽視したトップの行動を棚に上げ、現場に全ての責任を押し付ける理不尽さ。男性は我慢の限界を迎え、翌日に退職願を出したという。その数年後、男性はかつての取引先に関してこんな話を知る。
「数年後、お客のメーカーがアメリカで訴えられたのを見て、そりゃあんな会社と取引きしてたらなと感じました」
これを機に、男性が声をあげたことは決して間違いではなかったことを再認識しただろう。
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