ある深夜、女性が残業していると、Aさんと同じ部署の同僚BさんからSNSで連絡が入った。どうやら、Bさんはパスポートが入ったポーチをどこかに置いてきてしまったようで、それを探してほしいとのことだった。Bさんのデスクに置いてあったポーチを見つけ、女性が写真を送ったところ、感謝の言葉とともに「こんな時間まで働いてるんだ……」というメッセージがきた。それに対し、女性は冗談ぽくこう答えた。
「いやぁ、うちの事業部はブラックだからね~。今思えばそっちはホワイトだったと思うよ」
この何気ない一言が、思わぬ事態を引き起こすことになる。このやり取りを見ていたAさんが、自身のSNSに突然こんな投稿をしたのだ。
「酷すぎる、えーん」
「私だってきちんとやってるのに、まるでサボってるような言い方をされた…しくしく」
最初は何に怒っているのか分からなかった女性だが、どうやら、「うちはブラックだから」という発言に激怒したようだと悟る。「遠回しに自分の部署が馬鹿にされたのだと感じたのでしょう」とAさんの気持ちを推測した。
「自分を甘やかしてくれる人に囲まれて生きてきたんだ…」と悟った女性
小学生のような書き込みに内心ドン引きした女性だったが、詳しい事情を知らない他の人からはAさんに向けて慰めの言葉が寄せられた。
「『それは酷い!Aちゃん可哀想に…(頭を撫でる顔文字つき)』など慰めのリプライが続々と寄せられているのを見て、ああ…この子は今までもこうやって距離感ゼロで色んな人に近づいて、無責任に自分を甘やかしてくれる人に囲まれて生きてきたんだ…と理解しました」
女性は翌日謝ったというが、以降あらゆる理由をつけて誘いを断っているそう。一度和解をすれば、ケロッとした態度でまた遊びに誘ってくるAさんに「あれは子供の喧嘩だったの?と首をかしげるレベル」と呆れている。
周囲の同僚も、状況を察知し「なんか、面倒なことになってたね」と苦笑いだったそう。ただでさえ忙しい女性が職場でこれ以上ストレスを抱えないためにも、Aさんと距離を置いたことはやむを得ないと言えそうだ。
※キャリコネニュースでは「『この同僚はダメだ』と思った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/L7NVU5W9


