プライバシーより万引き対策? 「カバン検査」と「覆面調査」に精を出す会社にうんざりする女性 | キャリコネニュース
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プライバシーより万引き対策? 「カバン検査」と「覆面調査」に精を出す会社にうんざりする女性

画像はイメージ

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防犯対策は重要だが、その意識が高すぎると周囲がストレスに感じることがある。投稿を寄せた40代女性(兵庫県)が以前勤めていた大型商業施設では、以下のようなルールがあった。

「退勤する時にタイムカードを通して警備員にカバンの中身を(見られる)検査がありました」

スタッフの万引き防止が目的で、小売業では一般的なことだろう。しかし女性にとっては大きな負担だったようで、「正直、退勤するたびにうんざり」と本音を吐露している。(文:湊真智人)

買ったペットボトルを疑われたことも

また従業員のプライバシーの問題もある。投稿者は「特に女性の方は見られたくない持ち物もあるのでしんどいと思います」と書いている。また、この検査の厳しさを示す一例として、こんな経験を挙げた。

「買ったペットボトルをそのまま鞄に入れていたら警備員に聞かれる事もあり、それ以来水筒を持参していました」

いざ聞かれたらレシートなどを提示する必要があるのだろうか。これでは退勤のたびに緊張するだろう。

またこの職場では毎年ある月に「覆面調査」があり、「挨拶や身だしなみなどを厳しくチェック」されるという。高評価だった社員は「名前を呼ばれて」表彰されるようだが、投稿者はこれにも否定的だ。その理由をこう書いている。

「職場環境が悪いのに改善しないで、何が覆面調査なのと思いました」

検査や調査で個人を取り締まるよりも根本的な環境の整備が優先、ということだろう。従業員が抱えるストレスについてもぜひチェックしてほしいものだ。

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