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以前、勤務時間のほとんどを趣味のネット観戦に費やし、来客には居留守を使う「2代目社長」の実態を寄せた、関東在住の40代女性。
実は、この社長の問題行動はそれだけにとどまらないそう。従業員への態度や会社の私物化は、さらに深刻なものだったようだ。この社長は従業員に対して「何かにつけて『働かせてやってる』という態度をだす」という。その割には、
「この5年賞与も出ていない」
「入社以降1度も昇給はしない。最低賃金に引っかかった人は最低賃金より1円増えることはある」
という、とても威張れるものではない待遇だ。(文:篠原みつき)
「バカバカしく楽しくなってきている」
さらに、自分や身内の有給は通すものの、それ以外の従業員の有給取得は渋るという有様だ。従業員への締め付けとは裏腹に、自身は公私混同して好き勝手やっているそう。
「公私の区別がつかないので社用ETCカード、社用ガソリンカードも個人使用する」
「休日に遊びに行った競馬場への交通費も会社もち」
言うまでもなく、競馬場への交通費を会社の経費として計上するのはおかしな話だ。
仕事熱心とは言えない社長だが、
「新しいものが好きなので、最新iPhoneを購入したが 使いこなせず、何かにつけて設定等事務員にさせる」
という始末。また、「常に民度の低い下世話ネタ、下ネタばかり」と、品位にも欠けるようだ。
これほど問題のある経営者でありながら、従業員が辞めないのには理由がある。
「従業員みな、先代には恩義を感じているので辞めずに働いているのと最近はバカバカしく楽しくなってきており、また、正社員でパートより給与が多いので働いてる感じ」
先代への恩義と、安定した雇用。そして、あまりの惨状に「バカバカしく楽しくなってきている」という、独特の境地が従業員を繋ぎ止めているようだ。女性は「昭和の同族会社はネタがありすぎて面白い」と、半ば呆れながら投稿を結んだ。
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