すると、案の定と言うべきか、投稿者も退職予定だという。
「私ともう1人は今転職活動中なので決まり次第辞めます」
転職が決まれば、実質6人中5人が辞めるという凄まじい状況だ。一体、現場で何が起きているのだろうか。
営業の30代男性(年収600万円)の職場では、新人が「入社半年で辞める」と明かす。理由は「育てる気なし」の一言に尽きるそうだ。
「現場側から『余力が30%ないとまともなOJTはできない』と言われても変わらない。そもそも、OJTそのものをやったことのない連中がOJTのやり方を決めている矛盾」
OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)で現場は疲弊し、結果、新人は放置される構図がうかがえる。これでは新人が定着するはずもない。
「6年以上勤務以外は、みんな1年未満」
どうやら新人が早期に辞めていく職場には、教育体制の不備や入社前後のギャップがあるようだ。同じく投稿を寄せた40代男性(Web・インターネット・ゲーム/年収700万円)は、
「6年以上勤務してる人以外は、みんな1年未満の勤務で、待遇や処遇に差があった」
と職場の歪な人員構成を明かす。ベテランと新人しかおらず、中間層がごっそり抜け落ちているようだ。それだけ新人の離職率が高いということだろう。
その理由を「理不尽な指示」「入社前と入社後で、社員の態度が変わる」「業務の説明がないままに、できる前提で評価される」と男性は列挙。確かに新人にはつらい環境のようだ。さらには、こんな事例もあった。
「営業職の人が入社3日で、営業メインでないことに気づき辞めた」
募集内容と実態が異なれば、3日で辞めるという判断も無理はないだろう。
※キャリコネニュースでは「新入社員が定着しない職場」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/QP2L8EDA


