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職場での理不尽な扱いに声を上げた結果、陰湿な嫌がらせを受けることに――50代男性(サービス・販売・外食)から、そんな辛い実体験が寄せられた。
男性の職場では以前、始業時間の20分前からラジオ体操、朝礼、清掃が行われていた。「無賃労働をさせられてた」というように、これらは業務の一環とみなされるべきだが、給与は発生していなかったようだ。
「自分が無価値な人間だと思えて苦痛だった」
男性は、意を決して労働基準監督署に相談した。その結果、会社に指導が入ったというが……(文:天音琴葉)
「協力お願いします」同調圧力でメンタル不調に
労基署の指導により、朝のルーティンは表向き「自主参加」へと変更された。しかし、会社側の態度は変わらなかった。
「毎日のように『協力お願いします』と言われ続けメンタルが不調になった」
「自主」と言いながら実質的に強制する同調圧力は、是正前よりも精神的に追い詰められるものだったかもしれない。
配置換えで「定年前の老人がやるようなポジション」に
さらに、会社からの報復とも取れる人事異動が男性を襲う。
「最終的には、11年続けてきたポジションを、定年前の老人がやるようなポジションに突然変更し、自尊心をへし折るという嫌がらせを受け……」
長年積み上げてきたキャリアを否定されるような配置転換は、男性にとって耐え難い屈辱だったに違いない。適応障害を発症し、休職を余儀なくされてしまった。
しかし、男性はただ泣き寝入りしたわけではなかった。
「その後、労働準備時間として、無賃労働分の賃金を請求をかけて17万円くらい支払わせました」
心身ともに深い傷を負った代償としては少ないかもしれないが、会社に非を認めさせたことは、男性の意地と言えるだろう。
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