面接の練習で「目が怖い」「捕食者」「猛禽類」と指摘された女子学生 相手の目を見つめるのはダメなのか?
Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな相談が寄せられていました。20代女性の相談者さんは、就職活動中の学生さん。面接の練習をしているときに、担当の男性から「目が怖い。少し目を見すぎです…」と言われてしまいました。
大学のキャリアサポート室で実施された練習でしょうか。男性からは「捕食者」「猛禽類」とまで言われたそうです。確かに自分でも目が大きくて眉毛がはっきりしていると思うし、仲の良い友だちに「最初は目が怖くて話しかけにくかった」と言われたことも。しかし今回はさすがにショックを受けたようです。(ライター:Makiko.N)
「鼻筋に焦点」「アゴを引きすぎない」という助言も
相談者さんは「変えなくちゃ!」と考え、たまに目線をそらして、なるべく相手を見すぎないようにはするつもりです。その一方で、面接で目を合わせないのは変だし、落ち着きがなく見えるだろうと考えると、どうすべきなのか迷ってしまいます。
「それ以外で人から優しい目だと思われるような方法を教えていただきたいです。こういう目の開け方をすればいいよとか教えていただけると幸いです」
相手の目を見て話すことは面接のポイントと言われていますが、目力がありすぎると逆効果になるのでしょうか。この相談には回答者から、さまざまなアドバイスが寄せられました。akky41gaさんは、具体的なアイコンタクトの方法を伝授します。
「面接の際は、ずっと目を合わせておく必要はありません。質問される時は目を見ます。答える時は、話し始めは目を見ますが、話している途中は相手のアゴらへんを見るのがいいです。で、最後にまた目を見る」
面接官が複数いる場合には、質問した人だけを見るのではなく、答えを聞いている全員に話しかけるように、まんべんなく顔を向けた方がいいのだとか。自分の話に興味を持ってうなずいてくれる人がいれば、ピンポイントで目を合わせることも効果的だそうです。
他の回答者からも「鼻筋に焦点を合わせる」「アゴを引きすぎない」「眉毛や目元の化粧を利用する」などのアドバイスがありました。
「そんなことで落とされない」のが結論か
欧米では、そっぽ向いたまま話をするのは「猛烈失礼」と指摘する人もいますが、日本人は目と目をしっかり合わせると失礼というイメージは確かにあります。その一方で、特に小細工は必要ないという意見も少なくありません。
回答者のnyugandam888さんは、自分の気持ちを訴えるときには「(相手の)目を見ることが大事なので、いつも通りでいい」と言っています。
「わざと目をそらすって、面接官にしてみればすぐわかりますよ。顔で判断できるなら面接官は不要ですよね。顔や目で判断していい人材がみつかればいいのでしょうけど、そういう会社は願い下げでいいですよ」
他の回答者からも「そんなことで落とされたりはしません。あまり気にしないように」という声が届いていました。この回答を見た相談者さんは後日、ネットで「猛禽類」を調べて友だちに見せたところ、こう言われたそうです。
「全然似てない。普段話している時はハローキティで、真面目な時はトラ」
考えてみれば、若い女性に「捕食者」「猛禽類」などと指摘するアドバイスが、本当に適切だったのかどうか……。小手先を弄するよりも、リラックスして本来の自分を素直に出していくことの方が大事なのかもしれませんね。
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