店長から返ってきたのは信じがたい言葉だった。そのときのやり取りは、こうだ。
「死んだおじさんってどんな関係の人?」
「父方の親戚の叔父さんです。父の妹さんのご主人ですが」
「ああ、遠い遠い。お前が行かなくても大丈夫だろ。行かなくてよし」
葬儀よりも「売り上げを優先しろ」と休ませてもらえず、当時は「ハラスメントの定義がなかったころ」だったこともあり、男性は泣く泣く出勤したという。
後日、公休を使って叔父宅を訪れ、ようやく線香をあげることができた。叔母からは「気にしなくていいんだよ。仕事は大事だからね」と言われたものの、最後の別れに参列できなかった後悔は残った。さらに、
「本家側である両親や周辺の親戚からは『恩知らずか』と厳しい叱責がありました」
現在は別の会社で働く男性は、その経験を反面教師にし、部下や後輩にご不幸があった場合は「各日に参列できるように人員管理をしています。それが当たり前のことですので……」と書いている。
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理不尽上司にムカついたので「そのまま事務所でエリアマネージャーに電話して退職」


