
画像はイメージ(AIで作成)
人手不足に悩む職場は多い。特に命を預かる医療現場では、人手不足のなかで安全な人員配置をどう維持するかは重要な問題だろう。
「病院の病棟で働いています」と投稿を寄せた50代女性(看護師)。元々は、40床以上を20数人の看護師で看ていたというが、あるとき現場の環境が一変したという。
「春からスタッフが辞めて、中堅がごっそり居なくなり」
その病棟では、一時は看護師が半数以下まで減ったという。辞めたスタッフの穴を埋めるためか、その後、配置転換で新卒が10人近く病棟に異動して来たそうだ。(文:篠原みつき)
「3年目以下で7割を占めています」
中堅が抜け、その穴を新卒が埋めるような状況に、女性は危機感を募らせる。
「居なくなったスタッフの穴を、新卒で埋めて働かせていくなんて、異常です」
だが、上層部の認識は異なるようだ。あるとき女性は、ほかのスタッフからこんな話を聞いた。看護部長が詰所で、新卒を10人近く入れたのだから「夜勤組めるでしょ!」と、怒鳴っていたというのだ。「それを異常と思えない上層部」と女性は嘆く。
実際の病棟は、新卒や2年目が多く、
「3年目以下で7割を占めています」
という構成だ。経験の浅い看護師が多数を占めるなか、女性は若手をフォローする側の負担も大きいと感じていたようだ。
「そんな業務フォローをしている中で、何故そんなに新卒が来たのか?」
「命預かっているという気持ちが、無いスタッフが多いのでしょうね」
さらに、若手たちの会話にも懸念を抱いたという。
「下のスタッフ達が、人が居ないから、夜勤にたくさん入れるから、そしたら給料が増えるから…と話していたと聞いて」
女性は、リーダーが新人のフォローをしていた現状を、「当たり前と思っていたのか」と呆れたように指摘した上で、こう書いている。
「医療事故がいつ起きてもおかしく無いスタッフ配置ですが、若いスタッフ達がそんな話をしていた事が、残念で仕方ありません。怖いです。命預かっているという気持ちが、無いスタッフが多いのでしょうね」
経験の浅い看護師が夜勤に入ること自体は珍しくない。だからこそ、中堅が相次いで抜けた現場では、新人を支える教育体制や安全に働ける人員配置をどう確保するかが問われそうだ。
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