定時退社は悪いことじゃない! 「嫌われる勇気を持つ」と自分を励ます人に賛同の声
幸い良性だったため経過観察中だが、もちろん激務は避けるべき身体。部長からは「残業禁止週間」と言い渡された。にも関わらず週初めから連日残業し、「火曜なんて12時過ぎてたな」とぼやく。頼られると断り切れずつい引き受けてしまうようだ。
1人が定時で帰るとプロジェクトの進行が遅れてしまうため、皆より早く帰るのが申し訳なくなってしまうと葛藤。さらに職場は長時間残業が染みついているらしく、「みんな残業してるから君もやろうよという雰囲気、こんなに早く帰って何するの?的な眼差し」と嘆いている。
残業無しは体調回復という目的があるのに、「なぜこうも気を遣ってしまうんだ」と自嘲ぎみでこう訴えていた。
「定時退社することに気がひけてるってことは、定時退社って悪なのか?いや、違うでしょ。定時退社上等!むしろ、定時退社が正義であるべきだ」
さらに「もう少し自分主義でいこう。自己中上等!これこそまさに、嫌われる勇気だ」と、アドラー心理学まで持ち出して自らを励ましているのが痛ましい。
「残業しないで、定時で終わらせる方が評価高いですよ」
こんなに追い込まれていて、体調は回復するのだろうか。ブックマークにはこんな共感コメントが寄せられていた。
「定時退社は全く悪じゃあないですよ!正しい!正義!定時は正義!」
「それな!会社の規則通りの行動をしてるのに悪い風潮がおかしい」
「残業しないで、定時で終わらせる方が評価高いですよ」
この職場はそもそも、仕事全体の進め方に大きな問題があるようだ。南田さんが「残業する前提でスケジューリングしている」と指摘しているように、初めからギリギリの工程を組み、少しの余裕もない様子だ。
しかも彼1人に仕事が集中する「個人商店化」が起きているらしく、それを懸念してドキュメント管理(文書化して情報共有)しているというのに、「見るのがめんどくさいとか、聞いた方が早いという理由で電話が来る」という。まったく泣けてくる。
部下を守る気がない上司には嫌われてもいいのでは
同調圧力が強い日本では、その人にだけ「早く帰りなさい」と言ったところでなんの助けにもならない。こんなときは上司がスケジュールを見直し、定時退社を徹底する策を講じるべきだが、残念ながらそんな上司には恵まれていない様子だ。
「残業禁止週間」と言った部長は「出張禁止」もしているが、客に請われてすぐに出張要請を出している。部下を守る気持ちは感じられない。こんな上司になら本当に嫌われてもいいのだから、自分の身体を一番に考えて定時退社して欲しい。
あわせてよみたい:残業禁止を1年間続けた結果