「前前前世」の替え歌「残残残業」がニコニコで人気 社畜生活を嘆き「日々の残残残業で僕は士気が下がり始めたよ」
歌詞のストーリーは作者自身のことか、世相を反映したものか不明だが、歌いだしを読むだけで胸が痛む。主人公は会社でバブル時代から居座る上司にいびられ、ストレスを感じる環境に置かれているという設定だ。サビ部分は次のようになっている。
「日々の残残残業で僕は士気が下がり始めたよ その無愛想なしかめっ面をめがけて蹴ってみたいんだよ」
「指示が全然全部早まって ギリギリになったってもう後はない 嫌な位置から足掻きはじめるさ むしろデフォかな また苦行をはじめてみようか」
また、主人公が抱える悩みは残業時間だけではない。
「深夜残業後の 果てに手当てはこの手に貰えずにどう怒ったならいい?」
サービス残業が慢性化しているようだ。休みもなく、夜遅くまで働く生活を送り、主人公はついに吹っ切れる。2番のサビは以下のようになっている。
「日々の連連連勤で僕は死期を悟り始めたよもう馬鹿らしいよねと涙を流しちゃっていたんだよそんな薄命戦士の僕らを 誰が泊めるというんだろう」
ここで間奏に入るが、作者が動画に「仕事、勉強、その他諸々お疲れ様です。皆さんの日頃の鬱憤を、この場で発散して頂けたら幸いです」「あなたの不平不満をコメントで書いてみよう!」と表示させたためか「週1休み辛い」「無能上司きえろ?」「辞める用意してっからな」などのほか、
「こっちは働いてんだから金多くくれよ!クソ所長」
「急に出勤時間早められて始発に乗っても遅刻なんだけど!?」
「これから社会人になる人??過度な期待を持つな!むしろマイナスくらいで考えてちょうどいいから!!」
「休みをくれええええええええ」
視聴者から日頃溜め込んだ鬱憤の数々が書き込まれていた。
「前前前日に職場 辞めて求職(さが)しはじめたよ」
主人公はその後どうなったのだろうか。間奏が終わると「もう迷わない 僕のハートに白旗(はた)を立てるよ君は僕からやりがいとかを奪い取ったの」という歌詞が続き、
「前前前日に職場 辞めて求職(さが)しはじめたよ」
と、ついに退職するという一歩を踏み出した。辛い会社を辞めて気分が晴れたからか、
「今日ハロワ内 また1から探しはじめるさ 何秒間でもこの歌を口ずさみながら」
と前向きに就職活動を始めた様子で締めくくられている。視聴者からは「センスよすぎるw」「わかる」「労基いこ」「仕事やめたい」といったコメントが寄せられた。